ひだまりの猫

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「誰か」宮部みゆき

羽田空港の書店で購入。
空港や駅では、品ぞろえが豊富とは言い難いので、暇つぶしように選ぶにもなかなか気に入ったものが見つからなかったりしますね。
ひさびさに宮部みゆきさんの小説を買ってみました。

誰か―Somebody (文春文庫)誰か―Somebody (文春文庫)
(2007/12/06)
宮部 みゆき

商品詳細を見る


何年か前、宮部みゆきにはまって片端から読んでいた時期がありました。
最近では私のあまり得意でないSFっぽいものが増えていたのもあってちょっと遠ざかっていたのです。
が、さすが宮部さんだな、というのが読後の感想です。

読み進めるうち、最初に提示された謎に別の側面があることが明らかにされていきます。
解説を読んでそういえば、と思ったのですが、この引きの強い謎(物語が進行するにつれて謎が深まっていく)というのは、宮部さんの小説のひとつの特徴ですね。
言われてみれば、「火車」なんかもそうだったかもしれません。

自転車の轢き逃げによる死亡事故、が最初に示される事件なのですが、犯人の特定に至るまでに、周囲の人物の様々な人生が描かれていきます。
被害者の娘である二人の女性の関係はこれだけでひとつの小説になりそうな題材ですし、主人公の杉村の人生もなかなか複雑なものがあります。
でも、これらのどれか一つだけに内容をしぼってしまうと、とたんに軽くて読み応えのないものに変ってしまいそうです。
どれも短いエピソードで深く想像させる内容です。
一人ひとりの人生や思いをちりばめながら、ひとつの物語を作り上げているところが、すばらしいのだと思います。

いろいろ考えながら読むので、一気に読むと正直疲れますが、こういう疲れは嫌いじゃないのです。

| 読書 | 22:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://catinthesun.blog39.fc2.com/tb.php/59-60083258

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。