ひだまりの猫

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「新参者」東野 圭吾

お正月休みの間の読書。
昨年の「このミステリーがすごい」国内編1位になった東野圭吾さんの作品を読みました。
加賀恭一郎シリーズの最新作です。

短編を集めて、最終的にひとつの事件を解決する形になっています。
ちょっと読んだ感じでは、宮部みゆきさんみたいなテイストになっています。
一つ一つの短編は、下町の人情話的な内容。
ミステリーですから、殺人事件があって最終的には解決に至るわけなのですが、遺体がみつかって、証拠が出てきて、みたいな順番で進むのではないのですよ。
事件があったらしい、という噂が流れる周辺の人の話から始まって、徐々に色々な関係が明らかになっていって。
あまり重要ではないと思っていた脇役にだんだんとスポットライトが当たっていきます。

「このミス」1位は納得の内容で、非常に楽しめました。

新参者新参者

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| 読書 | 22:08 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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「九月の恋と出会うまで」松尾 由美

「雨恋」を読んでから、松尾由美さんにちょっとはまっています。
SFというか、ファンタジーっぽい幽霊とか、タイム・パラドックスといった設定なのですが、そこに日常生活や感情がうまく絡められているいます。

最初の設定が「ありえない」ので、かえって主人公の感情が受け入れやすくなっているようにも思います。
そうでなければ、よくあるラブストーリーとして片づけられてしまいそうなところです。

気がつくと、女性の視点からかかれた恋愛小説にはまりがちな私。
もうそういうことはないだろうと思っても、どこかにまだ恋をしたい気持ちが残っているのかも知れません。
あまり認めたくはないけど、多分そういうことなんだと思います。

自分の気持ちがいちばん面倒ですね。やれやれ・・・

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| 読書 | 23:25 | comments:7 | trackbacks:1 | TOP↑

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「私という運命について」白石 一文

東京も、だんだん寒くなってきました。
夜、部屋の中が寒いので湯たんぽが欠かせません。
天気も良くないことなので本日は遠出はしませんでした。
都心に出る際に利用する乗り換え駅で、書店をみつけたので行ってみました。
広さはまあまあ。
品ぞろえや探しやすさには不満があるけど・・・とりあえず我慢することにします(←えらそう)
毎週のように通っていた札幌の本屋さんが恋しいです。


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1時間ほどうろうろして、文庫を一冊購入。

ひとりの女性の29歳から40歳までの人生での出会い、別れ・・・
揺れる10年を通して運命について考える、というような内容です。

作者は男性ですが、主人公の女性の一人称で書かれています。
おもに30代のできごとが中心。
その時々の社会情勢や災害についても描写されていて、それがすべて記憶にあることなもので、つい引き込まれてしまいました。

ここまで劇的なことは珍しいかもしれないけれど、30代ともなればそこそこいろいろな人生経験はしているものです。
その時々に、一人の人間として、あるいは女性として思い悩んだりするわけなんですけれど。
ああ、こんな風に考えることもあるよね、と思ったら作者は男性なわけで・・・
わからないだろうと思っていた心のうちを言い当てられたようで、ちょっと居心地の悪さを感じます。

結末は、完全にハッピーエンドではなくまた考えさせられるものでした。
最終的には、この主人公は「運命」を信じて強く生きていくのでしょう。

実際に、そんな運命を見つけられる人ってどれくらいいるのでしょうか。

| 読書 | 23:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「時生」 東野圭吾

時生 (講談社文庫)時生 (講談社文庫)
(2005/08/12)
東野 圭吾

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久々に東野圭吾さんの本を読みました。
実は、以前から何度か手にとってはいたのですが、その度に棚に戻していました。

東野さんは、こういう、ちょっと設定がSFっぽいものも書くのですよね。
「パラレルワールド・ラブストーリー」なんかもそうでしょう。
あまりあり得ない設定に偏りすぎると登場人物に感情移入ができませんが、絶妙なところで押さえられている感があります。

冒頭は、難病で死の床にある息子を見守る両親の会話からはじまります。
そして父親の回想という形で物語が進んで行きます。

どうしようもない若者だった父親の前に突然現れた見知らぬ青年が、実はその息子の魂が他人の身体を借りてやってきたものだった・・・というストーリー。
難病の保因者であることを知っていて、長くは生きられないとわかっている子供を生んでしまった両親。
子供を持たないという決心を翻したこと、妊娠した時に生むという選択をしたこと、そして病気であるという事実を本人に話さないまま育てたこと。
20代で生涯を終えようとしている息子を前に、両親は思い悩みます。
「生まれてきてよかった?」という、息子に対する問いかけは、生まれるずっと前、両親がまだ出会う前にすでに答えが告げられていたのですね。


だらしがなくて、お世辞にも尊敬できるとは言い難い父親を一生懸命導こうとするトキオ。
姿を消す前のひと言が、印象的でした。

| 読書 | 23:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「ブラバン」津原 泰水・・・読書中

ブラバン (新潮文庫)ブラバン (新潮文庫)
(2009/10/28)
津原 泰水

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読み始めたばかりです。
「吹奏楽部」といえば多くの中学校・高校にある部活の一つで、私も中学から大学まで所属していました。
ブラバン、という呼び方はあまりしなくなっていましたが・・・

吹奏楽をはじめた当時のことを振り返ると、

楽器庫の、ほこりと古い楽譜と錆びた金属の入り混じった独特のにおい
夕方になるとあちこちの教室から聞こえてくる練習の音
校庭で金管楽器が並んでロングトーン練習をしていたり
音楽室の大きな鏡の前でクラリネットの生徒が姿勢やアンブシュアのチェックをしながら練習していたり
窓際で打楽器奏者が机をカタカタ鳴らしながらひたすら基礎練習をしていたり

そんなあれこれが、懐かしく思い出されます。

中学校3年のときには顧問の怪我でコンクール出場を辞退させられそうになったんですよね。
3年生を中心に校長に(!)出場許可をくれるよう交渉に行って、やっと認められたのでした。

入院した顧問の代わりに主に指導してくれたのは地元の大学に通う学生でした。
今から考えるとその方もずいぶん苦労されただろうと思います。
わがままな中学生の相手を、教育大学の音楽専攻とはいっても20歳そこそこの大学生がするのですからね。
本番の指揮は別の学校の先生がされたので、中学生の私たちには何故普段の指導者が振らないのか理解できなかったことを覚えています。
「どうして○○さんが指揮しないの?」とか聞いちゃったりしてました。

結果的には多数の方に指導していただいたことが、私たちにとってはすごく貴重な体験だったのだと思います。

お世話になった大学生の方は教員にはならなかったようなので、その後どうされたのだろうとずっと気になっていたのですが、大阪でプロの奏者になっていることを最近知りました。
彼にとっては、その当時のできごとがどのように見えていたのか、ちょっと気になるところです。

| 読書 | 22:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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